NIPTと血清マーカーの違い
NIPTと血清マーカーの違い
出生前診断には非確定的検査と確定的検査の2つがあり、非確定的検査にはNIPTと言われる新型出生前診断などがあります。
胎児の頃から先天的な異常があるかどうかをある程度見極めることができるため、リスクが高い高齢出産の女性を中心に行われることが多いです。
出生前診断にはNIPTの他に母体血清マーカー検査があります。
この2つの検査の違いは、母体血清マーカー検査は1994年から日本で開始された検査であり、トリプルとクアトロの2種類があります。
検査ができる期間は妊娠15週から18週の間であり、クアトロの場合の診断制度は約80%程度となるほか、対象となる疾患は21トリソミーと18トリソミー、神経間閉鎖不全症となります。
結果が出るまでに約2週間ほどかかり、5%程度偽陽性となることがあります。
NIPTは妊娠10週から受けることができ、21トリソミーや18トリソミーの他に13トリソミーについても知ることができます。
検査精度も99.1%と大変高く、結果も早ければ採血から1週間程度でわかります。
NIPT検査の予約の時期と取り方とはなにか
NIPT検査は主に胎児に染色体疾患があるかどうかを見極めるものであり、非確定的検査の一つとなります。
母体から10mlから20ml程度の血液を採取し、血液の中に浮遊している遺伝子の断片を分析することで判定しているためリスクが大変低く、結果も1週間から2週間程度で出てきます。
一般的に高齢出産に該当する分娩予定日に35歳以上となる人、過去に染色体疾患がある子供を妊娠もしくは分娩したことがある人が対象となるのですが、病院によっては年齢に関係なく受けることができます。
NIPT検査の予約方法は、まず妊婦健診を行っている産婦人科にて相談をし、その健診を行っている産婦人科でNIPT検査ができないようであればできる病院を紹介してもらい、電話をかけます。
ただしNIPT検査は妊娠10週から22週の間となっているので、検査をする日が妊娠10週目に入った段階で予約を入れるほうが良いです。
検査日が妊娠10週を超えていない場合は検査を受けることができないので注意が必要になります。